*本連載の過去配信記事:II.訪問看護従事者・介護福祉関係者ができるACP支援~、~I.訪問看護従事者・介護福祉関係者のACPに関する知識を見直そう~
多くの人が、将来受けたい医療やケアについて考えるのは、加齢によって自分の体力・能力の低下に気付く頃や、病気になり自分のライフスタイルが変化するときなどでしょう。身近な人が事故で障害を持ったり病気に罹ったりすることがきっかけになるかも知れません。有名人の闘病等のニュースに触れ、「自分がそうなったら」と家族や友人に仮定の話をすることも多いと思います。
それでも、自分の人生の最終段階における生き方―死を意識する状況について、向きあえる人は多くないでしょう。そこで、ACPのプロセスを一歩進めるためのポイントは「適切なタイミング」です。
株式会社叶夢代表取締役。うさぎ訪問看護ステーション管理者。看護師、社会福祉士、呼吸療法認定士、認知症ケア専門士、認定心理士。地域密着300床病院での勤務を経て27年前から訪問看護ステーションや在宅診療の現場に従事。2005年に明正会グループでCEOより経営学を学び2010年に子会社の代表取締役に就任。2016年に独立し株式会社叶夢を設立。