訪問看護事業のM&A後の統合プランの考え方:介護事業者の多角化を目的とする場合

2023.01.13
2023.01.13
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前回、多店舗化を検討する訪問看護事業者が訪問看護事業を買収する場合の統合プランについてご紹介しました。今回は介護事業者が訪問看護事業をM&Aする場合に、組織統合を円滑に進めていくためのプランについてみていきましょう。

目次
    似ているようで実は大きく違う介護と看護
      カギは内部に訪問看護がわかる人材を用意すること
        解凍:まずは雇用と仕事の進め方を保証。対話の場を設けて訪問看護の理解に努める
          移動:訪問看護と介護事業のシナジーを検討する
            再凍結:事業の連携を通常業務に組み込んでいく
              最後に

              似ているようで実は大きく違う介護と看護

              一般の方に聞くと、看護と介護を混同している方もいらっしゃいます。しかし、看護と介護、また、それらのサービスが訪問型で提供されているのか施設などで提供されているのかによって仕事の進め方、働く人の背景、制度など多岐にわたる違いがあります。

              ※介護と看護、施設型と訪問型サービスの特性の違いについてはこちらでも取り上げています。

              カギは内部に訪問看護がわかる人材を用意すること

              一般的に看護師は売り手市場で働く場所を選ぶことのできる専門職です。ですので、自分が組織に合わないと考えると退職を検討する可能性が高いと考えられます。

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