GoogleのAI “Gemini”を使って議事録作成も調べ物も簡単に!―介護現場に役立つITツールbyタダカヨ②

2024.10.08
2024.10.08
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こんにちは、次田芳尚(つくだよしなお)と申します。私は札幌市で完全テレワーク型の居宅介護支援事業所(以下「テレマネ」と言います)を運営しているケアマネジャーの1人です。介護事業所を対象に生産性向上のためのコンサルティングをさせていただいております。また、一方で介護業界の一員として、「生産人口の減少」「介護離職」という課題に対して一般企業様への介護離職防止コンサルティングサービスも行っています。

今回は、「お金のかからないIT」を普及させる活動に取り組むNPO法人タダカヨの一員として、テレビCM等でも目にすることが多くなったGoogleのAI「Gemini」を使った生産性向上についてお伝えしていきます。

難しい手順を覚えたり、特別なスキルを身に着ける必要はないのでぜひ気軽に取り入れてください。

目次
    生成AI”Gemini”とは何か
    Geminiの使い方

    生成AI”Gemini”とは何か

    GoogleのGeminiは、生成AIという分類のサービスの一つです。難しく聞こえるかもしれませんが、音声や写真を使って自分のやりたいことを、スピーディーにこなしてくれるパートナーだと思ってください。皆様が日頃使っているスマホやパソコン、そしてタブレットを使ってこの優秀なパートナーと仕事を効率よくこなしていくために、一緒に学んでいきましょう。

    なお、生成AIには、今回紹介するGemini以外にも、オープンAI社が提供しているChatGPTやAnthropic社が提供しているClaude(クロード)などがあります。

    Geminiに聞いてみた!従来のAIとの違い

    AI自体は、以前から各方面で活用されてきました。


    では、なぜ今、”生成AI”が注目を集めているのでしょうか。

    Geminiに生成AIと従来のAIの違いを尋ねてみたところ、以下の通り回答してくれました。

    従来のAIは、主に既存のデータからパターンを認識し、分類や予測を行うことを得意としていました。例えば、画像に写っているものが犬か猫かを判別したり、過去のデータに基づいて未来の売上を予測したりするといったタスクです。

    一方、生成AIは、新しいデータを作成することができます。例えば、文章生成AIであれば、ブログ記事や小説、詩などを自動で生成することができますし、画像生成AIであれば、写真やイラスト、絵画などを生成することができます。

    生成AIが扱うデータもさまざまです。
    その種類についてもGeminiが整理してくれました。

    • テキスト生成AI: 文章、詩、コードなどを生成
    • 画像生成AI: 写真、イラスト、絵画などを生成
    • 音声生成AI: 音声、音楽、効果音などを生成
    • 動画生成AI: 動画コンテンツを生成
    • その他: 3Dモデル、ゲーム、デザインなどを生成

    Geminiの使い方

    Geminiは、ウェブブラウザとGoogleアプリのいずれかで使うことができます。

    • ウェブブラウザ:インターネットを閲覧する際に使うブラウザからGeminiを利用できます。ブックマークやURLショートカットを設定しておくと便利です。
    • Googleアプリ:専用のGoogleアプリをインストールして利用することができます。

    機能に大きな違いはありません。お好みの方法でご利用ください。

    ウェブブラウザーで使用する場合(パソコン)

    • ブラウザを開き、URLを登録します
    • または、検索でGeminiと検索します
    • 「Geminiと話そう」のボタンを押します

    アプリで使用する場合

    • Googleアプリをインストールする
    • アプリを開く
    • Geminiに切り替える

    (注意:
    2024/09/29現在、企業アカウントにはGeminiのアプリケーションは対応していない場合があります。)

    〜Tips〜
    iphoneのショートカット機能を使ったブラウザーをアプリっぽく使う方法

    2024/09/29現在、企業アカウントでは、GoogleアプリからGeminiを使うことができません。

    iPhoneの場合は、ブラウザで開くお気に入りのURLをショートカットでホーム画面に設定しておくこともできます。

    Geminiでできるこんなこと

    1. 音声検索
      インターネット検索よりも簡単に、音声で情報を探すことができます。
    2. 画像認識
      写真の内容を分析し、関連情報を得ることができます。
    3. OCR機能
      書類を撮影し、テキスト化する機能です。介護現場ではアセスメントなどに活用できます。
    4. 翻訳機能
      多言語に対応し、文書を瞬時に翻訳します。
    5. 文章作成支援
      イベント案内などの文書作成をサポートします。
    6. 要約機能
      長い文章を要約し、重要なポイントをまとめます。
    7. 議事録作成支援
      会議の要点を自動的に抽出します。
    8. 記録作成支援
      日々の支援経過を記録し、分析に役立てます。
    9. 資料比較
      複数の資料を比較し、不足箇所を特定します。

    いずれの機能を使う場合も操作はとても簡単。キーボードで入力しても良いですし、マイクボタンを押して話しかけて使うこともできます。Geminiがまるで優秀な助手や秘書のように、調べ物から資料作成まで、幅広くサポートしてくれます。

    今回は、ケアマネジャーの仕事で頻繁に行う「担当者会議の要点」作成を例に、使い方を説明します。

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