口腔・栄養スクリーニング加算の様式・算定に必要な実務内容など整理 令和3年度介護報酬改定

2021.05.26
2021.08.31
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令和3年度介護報酬改定では、利用者の口腔機能・栄養状態を早期に確認し、重症化の予防や回復などにつなげる観点から、口腔・栄養スクリーニングの取組を一体的に行うことを評価する「口腔・栄養スクリーニング加算」が新設されました。現場での実務内容や、スクリーニングの項目、算定に必要な様式などを確認しておきましょう。

目次
    口腔・栄養スクリーニング加算とは?
      口腔・栄養スクリーニング加算の対象サービス・単位数
      口腔・栄養スクリーニング加算の算定要件(概要)
      算定に伴う実務内容は?
      口腔・栄養スクリーニング加算の様式・項目・対象者

      口腔・栄養スクリーニング加算とは?

      介護職員等が実施可能な口腔スクリーニングと、「栄養スクリーニング加算」による取組・評価を、一体的に行うことを評価する加算です。

      例えば、噛む力が弱まって食事摂取量が減った場合、必要なエネルギーやたんぱく質などの栄養素が不足し、低栄養のリスクが高まるなど、口腔の健康状態と栄養状態は密接に関わっています。

      口腔・栄養状態のスクリーニングを一体的に実施するべきとして、2021年度の介護報酬改定にて新設されました。これに伴い、「栄養スクリーニング加算」は廃止となりました。

      口腔・栄養スクリーニング加算の対象サービス・単位数

      対象サービス

      通所介護、地域密着型通所介護、療養通所介護、(介護予防)認知症対応型通所介護、(介護予防)通所リハビリテーション、(介護予防)小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、(介護予防)特定施設入居者生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、(介護予防)認知症対応型共同生活介護

      単位数

      通所介護、地域密着型通所介護、療養通所介護、(介護予防)認知症対応型通所介護、(介護予防)通所リハビリテーション、看護小規模多機能型居宅介護の場合

      口腔・栄養スクリーニング加算(Ⅰ):20単位/回
      口腔・栄養スクリーニング加算(Ⅱ):5単位/回

      (介護予防)特定施設入居者生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、(介護予防)小規模多機能型居宅介護、(介護予防)認知症対応型共同生活介護の場合

      口腔・栄養スクリーニング加算:20単位/回

      口腔・栄養スクリーニング加算の算定要件(概要)

      加算Ⅰの算定要件の概要

      利用開始時および利用中6カ月ごとに、利用者の口腔の健康状態もしくは栄養状態について確認を行い、利用者を担当する介護支援専門員に、いずれかの情報を提供すること。

      加算Ⅱの算定要件の概要

      利用開始時および利用中6カ月ごとに、利用者の口腔の健康状態と栄養状態について確認を行い、利用者を担当する介護支援専門員に情報提供すること。

      口腔・栄養スクリーニング加算Ⅰ・Ⅱともに、6カ月に1回の算定が限度です。

      算定要件の詳細:口腔・栄養スクリーニング加算 2021年度介護報酬改定の変更ポイント

      算定に伴う実務内容は?

      ① スクリーニングの実施

      介護職員等は、利用者のサービス利用開始時または事業所における口腔・栄養スクリーニング加算の算定開始時に、厚労省の示す「口腔・栄養スクリーニング様式」を用いるなどしてスクリーニングを行う。

      厚労省ダウンロード資料:「別紙様式6 口腔・栄養スクリーニング様式」

      ② スクリーニング結果の情報提供等

      介護職員等は、利用者のスクリーニング結果を、当該利用者を担当する介護支援専門員に文書等(「口腔・栄養スクリーニング様式」を参考)で情報提供する。

      口腔の健康状態が低下しているおそれのある場合、または低栄養状態の利用者については、かかりつけ医や、かかりつけ歯科医への受診状況を利用者やその家族等に確認し、必要に応じて受診を促すとともに、当該利用者を担当する介護支援専門員に対して、口腔機能向上サービスや、栄養改善サービスの提供を検討するように依頼すること。

      ③ 再スクリーニングの実施

      介護職員等は、再スクリーニングを6カ月毎に実施するとともに、前回実施した際の結果と併せて、②に従い、介護支援専門員に情報提供等を行う。これらを継続的に実施することにより、利用者の口腔の健康状態と栄養状態の維持・向上に努めること。

      口腔・栄養スクリーニング加算の様式・項目・対象者

      口腔スクリーニング項目例

      ・硬いものを避け、柔らかいものばかり食べる
      歯を失うと肉や野菜等の摂取割合が減り、柔らかい麺類やパン等の摂取割合が増えることが指摘されている。

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