身体的虐待発覚後の対処法~6つのポイント~

2021.09.21
2021.10.14
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目次
    1.初動を誤るな!
      2.これだけは守ろう!6つのポイント
      3.弁護士のサポートを受けよう

        1.初動を誤るな!

        <ケース>

        プルル・・・・

        朝7時に施設長の電話が鳴った。

        施設長:こんな朝早くに誰だろう。お、夜勤スタッフからだ。何かあったのかな。

        もしもし?

        スタッフ:施設長、朝早くからすみません・・・!

        スタッフは泣いており、パニックに陥っている様子だった。

        施設長:どうしたのですか!?

        スタッフ:実は、花子さん(仮名)を殴ってしまいました。なかなか言うことを聞いてくれなくて、ついカッとなってしまって・・・。大変なことをしてしまった。どうしよう!申し訳ありません。どうしよう・・。

        施設長:とにかく落ち着いて下さい!私も今からすぐにそちらへ向かいます!

        突然の報告を受けて施設長も混乱している。

        一体これからどう対応すれば良いのだろうか・・・。不安な気持ちを抱えて、施設長は全速力で施設へと向かった。

        皆様の施設で、仮にこのような身体的虐待事案が発覚したらどのように対応しますか。

        「うちの施設では今まで虐待は発生していないから大丈夫だろう。」と安易に考えている介護施設は意外と多いのではないでしょうか。

        しかし、「今まで発生していない」ということは、「今後も発生しない」ということを意味しません。発生を予期していない時こそ、職員はパニックに陥り、冷静な判断ができなくなります。

        身体的虐待事案の発覚後に、介護施設にとって最も重要なのが初動対応です。

        この初動対応を誤ることで、その後の利用者・家族対応や行政対応も難航する可能性が高くなります。

        本稿を読んで頂き、初動対応を具体的にイメージすることで、対応する職員がパニック陥ることを防止し、組織全体で冷静かつ同一の対応ができるように、ここで得た知識を共有して下さい。

        2.これだけは守ろう!6つのポイント

        (1) 利用者の救護措置が最優先

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