厚生労働省は2024年度の介護保険制度の改正に合わせ、既存資源を活用した新しいサービス類型を提案しました。各委員らも大筋で了承しており、訪問介護や通所介護を組み合わせたサービス類型が創設される見通しです。
介護保険部会では、2024年度の介護保険制度改正に向けた提言を年末に取りまとめます。今回の改正の目的には、地域差を考慮した人口・世帯構造の変化への対応があります。この対応策の一つとして、どのように在宅サービスの基盤を整備していくかが論点の一つとなっています。
(【画像】:介護保険部会で示された年末までのスケジュール。第101回介護保険部会(22年11月14日開催)資料より)
これまでの会合では、機能が類似・重複しているサービスの将来的な統合や整理に向けた検討を進めていく方向で合意形成が進んできました。対象となる具体的なサービスとしては、定期巡回・随時対応型訪問介護看護と夜間対応型訪問介護などが挙げられていました。
(*関連記事:在宅系サービスの統合再編に向けた検討進む)
(【画像】第101回介護保険部会資料を編集部で一部加工(赤枠を追加))
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