「経営できる看護師を増やす」をミッションとして、訪問看護事業所のコンサルティングや教育事業、経営に関わっております出口貴大です。 今回から、自分たちの強みや課題を分析する ツール・手法について、分析の事例を交えながら取り上げていきます。
はじめに質問です。 皆さんは、会社や事業を取り巻く環境について、変化を感じているでしょうか? そして、その変化がどのように起きているのか、その構造を説明する事ができますか?
このようにご自身に問いかけてみたとき 、以下でお示しした「語りがちなこと」 に当てはまっていませんか?
また現在は、VUCA*の時代と言われるように 、今まで予測できていたことや当たり前だった前提が崩れ、将来を見通したり現実で起きている事を見極めたりしていく事が難しくなってきました。
*VUCA とは、複雑さを増した社会情勢にある現代の予測不可能な環境を指すビジネス用語で、以下の要素の頭文字をとったものです。
さらに、訪問看護経営者や管理者には、
などのさまざまな仕事が日々押し寄せてきます。
日々の業務に追われてそれに終始していると、 事業所の状況を正しく捉えることは困難です。
そのために物事を正しく見ていく視野矯正レンズの役割を果たしてくれるフレームワークが重要となるのです。
フレームワークをうまく使う事で以下の事が出来るようになります!
・普段は見えにくいものを見ることが出来る ・複雑なものをシンプルに捉えることが出来る
今回は事業所を取り巻く外部環境・内部環境を同時に分析する事が出来る"SWOT分析"を紹介していきます。
ここでは、SWOT分析について以下の4点をお伝えしていきます。
1)SWOT分析とは? 2)SWOT分析の利点は? 3)陥りがちなポイントは何か? 4)実際にどのように分析していくのか?
のぞみ医療株式会社取締役。ビジケア株式会社経営企画担当者。看護師、保健師。平成22年大阪大学医学部附属病院でICU、精神科勤務。平成26年開業医を育てる院長のもとで、経営・会計学を学ぶ。平成29年-令和2年、ビュートゾルフ練馬富士見台に管理者として勤務、同時に数社の社外CFO、COOとして経営企画、財務を担当。令和1年ビジケア株式会社に参画。令和3年のぞみ医療株式会社取締役に就任。