8月7日の社会保障審議会・介護給付費分科会では、施設系サービスが議題にあがりました。介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)を巡っては、看取りを含む医療ニーズへの対応強化が俎上にあがりました。
特養には必ずしも常勤でないものの、医師の配置が義務づけられています。厚生労働省は特養の概況とともに「現行制度では特養入所者の医療ニーズに十分応えられていない」との指摘を紹介し、委員に意見を促しました。
本記事では、特養における看取りや緊急時の対応などを巡って示されたデータや検討状況をまとめます。
厚労省が提示した論点は、
です。
このページでは、前者に絞って紹介します。
厚労省は、中重度者への対応策について検討する前提データとして、特養の配置医師や緊急時の対応に関する状況を示しました。
理学療法士として回復期病院、リハ特化デイ施設長、訪問リハを経験後フリーライターとして独立。医療福祉、在宅起業、取材記事が得意。正確かつ丁寧な情報を発信します。