福祉用具のレンタルをはじめIT導入支援などを展開するcare design代表取締役 藤井氏の経営哲学

2021.02.09
2021.02.09
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ホームニュース介護福祉用具のレンタル…

課題は知名度の低さと採用・育成

現在の事業内容を教えてください

・福祉用具のレンタル、販売

・住宅改修の工事

・yahooショッピングモールへの出店

・自社のオンラインショップ運営

・ICT活用の訴求・啓蒙

例えば、zoomを使ったテレビ会議やペーパーレスでの活動など

・介護施設へのIT導入支援、活用のアドバイス、資料作成などコンサルティング業務を行っております。

・セミナー活動としては、マインドマップの活用や落語の紹介、杖や靴の選び方セミナーなどの活動をしています。

これまで介護事業の経営・運営において抱えていた課題は何ですか?

大きく2つありまして、1つは立ち上げ時の知名度の低さ、もう1つは採用〜人材教育および定着です。

ロボットセミナーで認知拡大、採用では会社のストーリーを伝える

課題とされていた2点についてはどのような取り組みをされていますか?

1つ目の知名度が低いという課題については、2014年から事業をはじめたということもあり、地域に覚えてもらうきっかけとして、福祉用具以外の特色を付けたいと考えました。そのために、ロボットセミナーを継続して実施しました。2ヶ月に1回のペースでやることで、『care design ケアデザイン』という事業所名を少しずつ覚えてもらえたのだと思っています。

例えば、富士ソフトのパルロやソフトバンクのペッパーなどの情報発信を定期的に続けています。

情報発信を続けた結果、今ではだいぶ認知度があがってきた手ごたえはあります。 セミナー参加の規模感は内容にもよりますが、100名程が集まることも珍しくなく、使えそう、面白そうということで、介護業界関係なく集まっていただいています。今ではリアルに集めて開催が難しいこともあり、Zoomセミナーを中心に継続しています。

採用についての取り組みは、以前からハローワークや折り込みチラシには疑問があったので、ハローワークや折り込みはやっておらず、WEBを経由したリクルートを実施しています。

具体的には、インディード、エンゲージ、wantedlyなどです。一番応募が増えるのはインディードで、wantedlyは会社の大事にしているストーリーを伝え、エンゲージメントを高めるために使っています。 それぞれの媒体はやはり色合いが違い、課金も違うのでその特性にあわせて使っています。そのおかげかホームページを見て直接問い合わせも増えています。

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