数少ない単独の居宅介護支援事業所を4事業所展開する株式会社だいふく 草彅氏の経営哲学

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単独の居宅介護支援事業所だと報酬が少なく経営的に厳しかった

現在の事業内容を教えてください

愛知県に単独の居宅介護支援事業所を4事業所展開しています。

会社の理念として、出逢う人に『大』きな『福』を、会社格言として、仕事極めれば遊びとなり、遊び極まれば仕事となるということを掲げ、『基本楽しいスタイル』を特に意識し、事業展開をしています。

4月1日には新しい事業所を開設する予定で、全部で5事業所になります。

これまで介護事業の経営・運営において抱えていた課題は何ですか?

単独でやっていると報酬が少ないので、経営的に厳しいというのが課題でした。

これまでは、自分たちの目指すケアなどの理想はありつつも、報酬の問題で夢に終わってしまうというのが他も含めた厳しい現実でした。実際、加算がちゃんと取得できるまで、昇給や賞与がだせない状況もありました。

それと、今でこそ改善傾向にありますが、以前は募集をだしても応募がこない課題がありました。求人情報をだしても3か月電話0件ということもありましたし。

やはり業界全体として人材不足なので、普通に経営していると採用は課題になると思います。

わくわくできるような環境や仕組みを作り、求人広告費は0円に

課題ついてはどのような取り組みをされていますか?

4つほど取り組みをしています。

1つ目は、加算を積極的に取得しています。例えば、主任介護支援専門員を2名以上配置し、常勤3名以上配置すると取得できる特定事業所加算Iなどです。この加算取得によって、昇給、賞与が作れ、昨年退職金制度の創設にやっと入れました。

2つ目は、事業所数を増やすことで信頼を得ることです。地区限定でやっていますが、いろんな区でやっていることで人が集まりやすくなりました。それと、駅徒歩3分など立地へのこだわりや内装にもこだわり、BARのようにした事業所もあります。それらは、会社の理念でもある「わくわくできるような環境や仕組みと作りの一環」として特に意識し、実践しています。

3つ目は、たくさんの社内イベントを管理者が企画、実行しています。例えば、設立記念日に旅行し、お酒をふるまうことからはじまり、トランプ企画としてカードを1枚引いて、それに応じたポイントがもらえ、そのポイントを賞品に交換できたり、サイコロをふって給与を変えてみたり<もちろんマイナスにならないよう救済措置があります>しています。毎週金曜には先ほどお話したBARのような事業所にて、ホームパーティーのような飲み会をしています。

4つ目は、社長である私自身がホームページの中のブログで毎日アップし続けることです。これは、自分への挑戦として課しているものですが、社長が何をやっているかがわからないということもなくなるので、その点においても透明性が高まって良かったと思っています。

これらの取り組みのせいもあってか、過去にホームページ作成する多少の費用とインディードの採用広告費が一時かかったくらいで、今は媒体など使っておらず、広告費は0円になり、ホームページを見た方から応募がくるようになりました。

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わくわくするとケアプランに跳ね返せるので、雰囲気づくりが大事

経営におけるこだわり、大事にしていることは何ですか?

仕事極めれば遊びとなりというのを理念にしていることからも、仕事も遊びも極めてほしいと思っています。そして、楽しくてわくわくするとケアプランに跳ね返せるようになり、より質の高いサービス提供ができるので、わくわくする雰囲気づくりも大事にしています。

また、普通以上の年収を確保したいと考えています。収入に対する不満もないようにしたいですね。そのためにも、楽しい発信が以外と少ないので、楽しいことをちゃんと発信して従業員を笑顔にして、その後ろにいる従業員の家族さんにも笑顔を届けていければ良いと思っています。

コロナ後の世界と生き残るために重要だと思うことは何ですか?

感染症がまたいつくるかわからない状況があるので、オンラインでどこでも仕事ができる仕組みを作りました。その環境づくりは不安定な状況が続く中で重要だと思います。また、普通のことをしていては求人への応募はこないので、新しくチャンレンジすることが大事だと考えています。これからの新しい取り組みとして考えているのは、動画配信を面白おかしくして配信することです。よいということはやってみないとわからないので、この手の新しいことはどんどんチャレンジしていきたいですね。

そして、自分がまず楽しむこと、やってみることを心がけたいですね。自分自身が一番楽しみ、本気で仕事をしていないと本気のメンバーが集まらないので。

やってしまうと後悔はなくて反省が残ります。やってないことに対して悩むより、まずはやってしまうということを大事にしたいと考えています。

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