デイサービスをはじめ訪問看護など複数の事業を展開する株式会社PLAST 代表取締役廣田氏の経営哲学

2021.02.11
2021.03.19
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課題はやはり人材採用・育成

現在の事業内容を教えてください

・訪問看護ステーションが1か所

・予防のデイサービスが2か所

・福祉用具が1か所

・工房とカフェ

・保育園

・放課後等デイサービス

・チョコレート屋

・就労支援

の事業を展開しています。

これまで介護事業の経営・運営において抱えていた課題は何ですか?

課題として大きいのは人材採用・育成です。生産性向上やマネジメントはいろいろと試行錯誤していますが依然として課題ですね。また、人事考課やコミュニケーションについても課題感はあります。

一方で、法改正はコントロールできないし、自分たちではどうにかできるわけではないので、もちろんチェックはしていますが、課題という意味では特に感じていません。

デザイン経営を取り入れて採用ブランディング等に活用

課題とされていた人材採用・育成についてはどのような取り組みをされていますか?

採用については、間口を結構広げています。広げるというのはどういうことかというと、介護の求人募集でだけでなく、スポーツ分野とか他の分野にも募集をだしています。

例えば、チョコレートの販売でリクルートして、高齢者にも興味があるということであれば、介護側に配属するというようなことで、そうなりやすいようにタッチポイントを増やすようにしています。現在では、福祉用具で採用した方をデイサービスで機能訓練の手伝いネットワークをうまく活用したり、トイザらスで働いていた方が運動指導をしていたりします。

それ以外でも、ブランディングに力をいれています。弊社の言うブランディングとは、デザイン経営をあらゆることに取り入れて実践していることです。デザイン経営についてもスタッフが挑戦できるとか、そういうことをサイト上に訴求し、対外的にうちだすことで、 どこでやっても同じと見えないように努めています。

育成の取り組みとしては、当社で働く上でやってほしいことを明確化し、社内研修を強化しています。その他にも言葉の認識の違いも多かったため、経営方針書というものを作成、配布し、共通認識がもてるようにしています。それらにより、目指す方向性も明確になってきているという声や、コミュニケーション量が増えたという声がでてきています。

また、人事面での大きな課題として、人事考課が可視化されていないということがありました。なぜ昇給するのかが曖昧で、年功序列のようになりつつあったのも不安でした。

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