この動画は、「自然災害発生時におけるBCPの作成」シリーズの自然災害BCPの見直し・修正編です。
視聴に必要な時間は、標準速度10分47秒です。
資料も無料でダウンロードいただけます。
<解説>株式会社ケアモンスター代表取締役:田中大悟さん
はじめに:「自然災害BCPの見直し・修正」編の位置づけ
このシリーズは、順番にご視聴いただくことで自然災害が発生したときのためのBCPを策定した後、PDCAサイクルを確実に回していくための理解を深めていけるように作成しています。
このページでは、事業継続計画におけるマネジメントサイクル(概要説明編の動画で説明)の概念に沿い、「自然災害BCPの見直し・修正」についてお話します。
研修動画シリーズ:介護施設・事業所における自然災害発生時におけるBCP
- 0章 概要説明編
- 1章 事業の特徴や規模を理解する
- 2章 業務継続計画のための委員会を設置
- 3章 BCPの作成準備
- 4章 BCPの作成
- ①総論編
- ②平常時の対応編
- ③緊急時の対応編
- ④他施設・地域との連携編
- 5章 自然災害BCPの研修・訓練
- 6章 自然災害BCPの見直し・修正 ←本動画はここ
この研修動画の構成
1:BCP の検証・見直し
⑴評価・検証プロセスの明確化
2:BCP の修正
⑴BCP(事業継続計画)委員会 議事録の活用
⑵事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)の推進管理
1:自然災害に備えるためのBCPの検証・見直し
⑴自然災害に対する評価・検証プロセスの例
BCPの評価・検証プロセスの一例としては、以下が考えられます。
まずBCP委員会規程などに
【1】目的や活動
【2】委員会の構成や実務などの定義を記載しておく
【3】委員会や研修・訓練の開催等
の定義を記載しておきましょう。
そして、【4】BCP委員会規程などにBCPの変更記録や更新記録についての記載を義務化しておくとよいでしょう。
こうしたルールを事前に設定することで、評価や検証をスムーズに行うことができます。
動画では、BCP委員会規程のサンプルを用いて、具体的な記載事例を説明します。
2:問題や改善点を踏まえた自然災害BCPの修正
⑴BCP委員会議事録の活用
研修や訓練の実施後に、現状のBCPの「問題点」や「改善点」など意見の聴収を行い、 BCP委員会で検討して対応を決めます。
現状の問題点や改善点について議論した内容や決定事項を伝達する上で、議事録を全職員に周知しましょう。動画では議事録のサンプルフォームを紹介します。
⑵事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)の推進管理
ここまで、10回に渡って自然災害発生時におけるBCPの作成についてお伝えしました。
BCPの作成には非常に多くの工数が必要であるということが伝わったかと思います。
やれることから、少しずつ時間をかけて進めていくことが重要です。
そこで、進捗管理をしていくために、プロジェクトマネジメントシートを活用した事例について説明したいと思います。
このようにプロジェクトを可視化することで、いつまでに、どこまでの作業が終えられているかを組織で共有することができます。
今回のまとめ
【自然災害BCPの見直し・修正編】として、
- 評価・検証プロセスの明確化
- 見直した内容の周知方法としての委員会議事録の活用
- プロジェクトマネジメントシートの活用事例
についてお話しました。
今回のシリーズを視聴して、引き続きBCPの作成にチャレンジしていきたいとみなさまに思っていただけたとすれば、大変うれしく思います。