2024年度介護報酬改定に向けた検討を進めている社会保障審議会介護給付費分科会(第230回)では11月6日、訪問看護が議題となり、「看取り体制の強化」、「24時間対応体制の確保」など、6つの論点と対応案が示されました。
*こちらの内容は「カイポケ訪問看護マガジン」の記事を基に一部表現を修正して掲載しています。
今回論点となったテーマは以下の6つです。
各テーマの詳細な論点と対応案は以下の通りです。(引用:第230回社会保障審議会介護給付費分科会【資料2】訪問看護|厚生労働省)
論点の詳細
対応案
訪問看護事業所において、専門性の高い看護師※1が、指定訪問看護の実施に関する計画的な管理を行うことを評価※2してはどうか。
(※1)緩和ケア、褥瘡ケア若しくは人工肛門ケア及び人工膀胱ケアに係る専門の研修を受けた看護師又は特定行為研修を修了した看護師
(※2)看護小規模多機能型居宅介護についても評価してはどうか。
(※)看護小規模多機能型居宅介護についても評価してはどうか。
訪問看護の役割を踏まえたサービスを適切に評価する観点から、サービスの提供体制や実績等を踏まえ、理学療法士等による訪問看護に係る評価の差別化を行ってはどうか。
利用者により適切なサービスを提供する観点から、訪問看護事業所と他の介護保険サービス事業所との連携に係る取組を訪問看護の提供体制を評価するにあたっての要件とする等としてはどうか。
*資料はこちら より(第230回社会保障審議会介護給付費分科会資料)
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