前回から、事業戦略立案の際に使う考え方として有名なSWOT分析についてお伝えしています。
まだ前回の記事を読まれていない方は是非こちらからお読み頂き、今回の内容へと読み進めて下さい。 *SWOT分析による事業所戦略作り
SWOT分析を行う上で改めて認識していただきたい事は2点です。
1点目は、SWOT分析は一度行って終わりではなく、経営状況や外部・内部環境は常に変わっていくため何度も加筆修正を重ねることが重要という事です。
完璧な物でなく粗削りでもOKなので、まずは今気になっていたり頭を悩ませていたりしている課題を書き出し、検討やディスカッションを重ねて分析の精度を上げていく事が大切です。
2点目は、SWOT分析はあくまで思考を整理するツールであるという事です。
SWOT分析をしたから戦略が出てくるのではありません。
SWOT分析で現状について理解・認識したうえで、今後の方向性や課題を抽出・整理することが大切です。
それが出来るのが「クロスSWOT分析」です。
今回はその「クロスSWOT分析」についてお伝えしていきます。
クロスSWOT分析とは、SWOT分析で利用した4つの項目区分である、「強み(Strength)」、「弱み(Weakness)」、「機会(Opportunity)」、「脅威(Threat)」をそれぞれ掛け合わせることで、目標の達成に向けてとるべき戦略を導き出すフレームワークです。
図にすると以下のようになります。
のぞみ医療株式会社取締役。ビジケア株式会社経営企画担当者。看護師、保健師。平成22年大阪大学医学部附属病院でICU、精神科勤務。平成26年開業医を育てる院長のもとで、経営・会計学を学ぶ。平成29年-令和2年、ビュートゾルフ練馬富士見台に管理者として勤務、同時に数社の社外CFO、COOとして経営企画、財務を担当。令和1年ビジケア株式会社に参画。令和3年のぞみ医療株式会社取締役に就任。