ケアマネジャーを採用する方法とおすすめの求人媒体とは?

2023.05.08
2023.05.08
ホーム事業所運営居宅介護支援ケアマネジャーを採…

居宅介護支援事業所を運営する皆様は、職員が退職する際や利用者が増えてきたことによって、ケアマネジャーの採用を考えているのではないでしょうか?

そして、ケアマネジャーの採用活動を行う中で、「採用がうまくいかない」や「できるだけ採用コストを抑えたい場合はどうすればいいの?」と悩まれている方もいらっしゃるでしょう。

そのような経営者・管理者の皆様に向けて、この記事では、ケアマネジャーの採用方法やコスト、採用のために他事業所と差別化する方法などについて解説していきます。

目次
    ケアマネジャーを採用する方法は?求人媒体によるメリット・デメリット
    ケアマネジャーの採用におススメの求人媒体は?
      ケアマネジャーの採用にかかるコストとは?
        ケアマネジャーの採用で利用できる助成金・補助金とは?
          ケアマネジャーの採用を強化する方法とは?
          まとめ

            ケアマネジャーを採用する方法は?求人媒体によるメリット・デメリット

            介護労働安定センターが令和3年度に実施した「介護労働実態調査」によると、居宅介護支援事業所が無期雇用職員の採用において利用した手段・媒体は、以下のようになっています。

            • 知人等からの紹介・・・25.1%
            • ハローワーク・・・20.4%
            • 民間の職業紹介・・・6.6%
            • 広告(折り込みチラシ等含む)・・・5.6%
            • 福祉人材センター(社会福祉協議会)・・・2.0%

            これらの手段・媒体にはそれぞれにメリット・デメリットがありますので、メリット・デメリットを把握して、自身の事業所に合った方法を選びましょう。

            それでは、メリット・デメリットを詳しく解説します。

            知人等からの紹介のメリット・デメリット

            【メリット】

            • 紹介者を通じて、応募者が事前に事業所の仕事内容・働き方を知ることができる。
            • 紹介者を通じて、採用担当者が応募者のスキル・人となりを詳しく知ることができる。
            • 有料人材紹介や有料求人広告に比べて、採用コストを抑えることができる。

            【デメリット】

            • 不採用やトラブルが発生した際に、職場の人間関係が悪化するリスクがある。

            ハローワークのメリット・デメリット

            【メリット】

            • 無料で利用できる。
            • その地域で仕事を探している人材を採用することができる。

            【デメリット 】

            • 求人票の様式・記入項目が決まっているため、他事業所との差別化が難しい。
            • 労働人口が少ない地域では、応募者が集まりにくい。

            有料人材紹介サービスのメリット・デメリット

            【メリット】

            • 迅速に応募者を紹介してもらえる。
            • 希望する人材像・条件とマッチした応募者を紹介してもらえる。
            • 応募者の希望条件を事前に知ることができる。
            • 採用した時にだけ費用(紹介手数料)が発生する。

            【デメリット 】

            • 他の採用手段と比較すると、費用(紹介手数料)が高額になる。

            有料の求人広告のメリット・デメリット

            【メリット】

            • フリーペーパーや新聞の折り込みチラシなどはエリア別に配布されるため、その地域の人材からの応募が期待できる。
            • Webの求人広告の場合、広く求職者にアプローチすることができる。

            【デメリット 】

            • 採用できなくても費用(掲載料金)がかかる。

            ケアマネジャーの採用におススメの求人媒体は?

            ケアマネジャーの採用を考えている皆様には、介護業界最大級の専門求人サイト「カイゴジョブ」がおすすめです。

            また、介護保険請求・記録ソフトのカイポケを使っている事業者は、『無料で求人広告をカイゴジョブに掲載』できます。

            求人情報の作成などもサポートしていますので、「魅力ある求人広告の作成方法が分からない」、「求人広告にコストをかけたくない」と思っている方は、介護請求ソフトをカイポケへ乗り換えしていただき、このサービスを活用しましょう

            ケアマネジャーの採用にかかるコストとは?

            ケアマネジャーの採用は、WEB広告や求人誌、有料人材紹介サービスなど、方法・媒体によってコストが変わってきます。

            ここでは、それぞれの費用について、おおよその金額をご紹介します。

            • 新聞折り込み広告:3万円~33万円(1回1万部)
            • 求人情報誌:5万7千円~102万円(2週間)
            • 合同説明会・イベント:20万円~95万円(1回)
            • 求人・転職サイト:5万円~50万円
            • 有料人材紹介サービス:50~78万円

            ケアマネジャーの採用で利用できる助成金・補助金とは?

            ケアマネジャーを採用する際には、以下のような助成金が対象になる可能性がありますので、対象となる要件を確認しておきましょう。

            • キャリアアップ助成金(正社員化コース)
            • 中途採用等支援助成金
            • トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)
            • 特定求職者雇用開発助成金
            • 65歳超雇用推進助成金

            こちらの記事でそれぞれの助成金について解説していますので、ご覧いただけると幸いです。

            ケアマネジャーの採用を強化する方法とは?

            居宅介護支援事業所の採用を強化する方法として、「労働条件の改善」、「福利厚生制度の充実」、「職場環境の改善」を図ることが挙げられます。

            採用が上手くいっている事業所は、採用が上手くいっている事業所は、「他の居宅介護支援事業所と比べて労働条件が良い」、「他の居宅介護支援事業所と比べて福利厚生制度が良い」、「他の居宅介護支援事業所と比べて職場環境が良い」といった理由から選ばれていますので、採用を強化するためにこれらに対する取り組みが重要になります。

            労働条件の改善のポイントとは?

            労働条件の改善ポイントは、以下のようなものが考えられます。

            • 加算の算定による収入の増加とそれに伴う給与アップを実施する。
            • 残業や業務負担が多くなりすぎないように人員配置・業務分担を見直す。
            • 有給休暇を取りやすい環境を構築する。
            • 本人の希望に応じた勤務時間になるように調整する。

            福利厚生制度を充実させるポイントとは?

            福利厚生制度を充実させるポイントは、以下のようなものが考えられます。

            • 通勤手当、住宅手当、家族手当等の支給
            • 慶弔休暇、お祝い金の支給
            • 時間単位有給休暇やリフレッシュ休暇(勤続年数に応じた長期休暇)の導入
            • 資格取得補助制度、書籍購入補助制度を創設
            • 社員寮を設置
            • 契約ホテル・保養所の割引

            職場環境の改善のポイントとは?

            職場環境の改善ポイントは、以下のようなものが考えられます。

            • ICT機器などを導入して業務負担の軽減を図る。
            • 産業医との面談やストレスチェックなど、メンタルヘルス対策を行う。
            • 事業所への不満をキャッチアップするために、目安箱などを設置する。
            • 職場内のコミュニケーションの円滑化を図るために、1on1ミーティングやメンター制度を導入する。

            まとめ

            ここまで、ケアマネジャーの採用方法やコスト、人材を定着させる方法について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。

            時間と費用をかけて採用する人材ですから、できるだけ長く働き続けてもらえるように、労働条件や福利厚生制度などの改善に努め、職員が働きやすい職場を作っていきたいですね。

            最後までお読みいただきありがとうございました。

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