訪問介護で人材を定着させるための方法とは?定着しない要因も合わせてご紹介

2023.03.29
2023.03.30
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訪問介護事業所を運営する皆様は、「職員がまた辞めてしまった。定着しない理由はなんだろう?」や「人材を定着させるために、何かいい方法はないの?」といった人材定着に関する悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?

この記事では、訪問介護の経営者・管理者の皆様に向けて、人材を定着させる方法について詳しくご紹介しています。

目次
    訪問介護で人材を定着させるメリットとは?
      訪問介護で人材が定着しない要因は?
      訪問介護で人材を定着させる方法とは?
      まとめ

        訪問介護で人材を定着させるメリットとは?

        まずはじめに、人材が定着することで事業所にどのようなメリットがあるかを見ていきましょう。

        【人材を定着させるメリット】

        • 採用や教育にかかるコストを削減できる。
        • 生産性の向上や質の高いサービス提供につながる。
        • 新たに採用を行う際のアピールポイントになる。
        • 質の高いサービス提供が行われることで、利用者様の満足度が向上する。
        • 特定事業所加算の算定要件の一部となっている。

        このように、人材を定着させることで、コスト削減や労働生産性・利用者様の満足度アップが期待できます。

        訪問介護で人材が定着しない要因は?

        次に、人材が定着しない訪問介護事業所には、どのような要因があるのか見ていきましょう。

        訪問介護の離職率

        訪問介護員(有期雇用・無期雇用)と全産業平均の離職率の推移が、以下のグラフです。

        全産業平均の離職率と比較すると、無期雇用の訪問介護員の離職率は一貫して高く、有期雇用の訪問介護員の離職率は一貫して低くなっています。

        そのため、無期雇用の訪問介護員は人材の入れ替わりが多く、有期雇用の訪問介護員は人材の入れ替わりが少ない(人材が定着する)という傾向があります。

        訪問介護の職員が離職した理由

        このような中、訪問介護事業所の職員はどのような理由で離職を考えるのでしょうか。

        前出の「令和3年度介護労働実態調査」によると、訪問介護事業所の職員が前職(介護関係の仕事)をやめた理由は、以下のようになっています。

        【前職(介護関係の仕事)をやめた理由】

        • 職場の人間関係に問題があったため・・・24.2%
        • 法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため・・・17.1%
        • 収入が少なかったため・・・16.9%
        • 他に良い仕事・職場があったため・・・16.8%
        • 自分の将来の見込みが立たなかったため・・・14.3%

        訪問介護で人材を定着させる方法とは?

        最後に、訪問介護事業所で人材を定着させるための、具体的な方法について見ていきましょう。人材を定着させるためには、「職場への不満」や「生活への不安」を解消していくことが大切になってきます。

        職員の不満や不安をキャッチアップする仕組みを整える

        働く中で、不満や不安を感じることは、誰にでもあるでしょう。人材を定着させるために大切なのは、そうした不安を早期に把握して、解決に向けた行動をとることです。

        具体的には以下のような方法が考えられます。

        • 働き方や仕事内容、キャリアについて上司と相談する1on1ミーティングの実施
        • 匿名で悩みや不安を打ち明けられる相談受付担当者やホットラインの設置
        • メンター制度の実施

        職員のスキルアップを支援する

        スキルアップを支援することで、職員の自信やモチベーションが向上し、職場への定着につながります。

        具体的には以下のような方法が考えられます。

        • 介護技術のスキルアップのための研修
        • 実務の中で、上司や先輩から指導や助言を受ける機会の設定
        • 介護に関する事例検討会の開催

        職員の労働条件や福利厚生を定期的に見直す

        給料や福利厚生、ワークライフバランスの充実は、職員の「生活への不安」を和らげるでしょう。

        具体的には、以下のような方法が考えられます。

        • 職員の経験やスキル、仕事の成果等に応じた昇給の制度の導入
        • 有給休暇をとりやすい職場作り
        • 職員に喜ばれる福利厚生制度の導入

        まとめ

        ここまで、訪問介護で人材を定着させるための具体的な方法や、職員が離職する要因などについて述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。

        時間とコストをかけて採用した職員ですから、できるだけ長く働き続けてもらうためにも、「職場への不満」や「生活への不安」を早期に把握し、解決に向けた取り組みを実行していくことが大切です。

        最後までお読みいただきありがとうございました。

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