訪問介護事業所を運営する皆様は、目標の売上を達成したいと考えた時に、「訪問介護で売上アップを目指すためにはどうしたらいいの?」や「訪問介護の売上の全国平均はどのくらいなの?」といった疑問がでてくるかもしれません。
この記事では、そのような経営者・管理者の皆様に向けて、訪問介護事業所の売上の全国平均や報酬単価、売上をアップする方法などについて解説していきます。
まずはじめに、訪問介護事業所の平均売上と訪問介護員1人あたりの訪問回数について、厚生労働省の「令和4年度介護事業経営概況調査」からご紹介します。
訪問介護の売上の単価は、基本報酬と加算・減算を加減した単位数に、地域区分で決められた単価を掛け合わせて算出します。
1単位あたりの単価には、1級地から7級地とその他の地域区分が設けられています。
地域区分別1単位あたりの単価は以下の表のようになっています。
訪問介護の場合、基本報酬の単位数は以下の表のようになっています。
訪問介護の加算種類と単位数(加算率)は、以下のようになっています。
厚生労働省の「令和3年度介護給付費等実態統計」によると、訪問介護の受給者一人あたり費用額は、2022年4月審査分で『8万4,900円』となっています。
訪問介護の「事業収入に占める収益の割合」を指す収支差率は、厚生労働省の「令和4年度介護事業経営概況調査」によると、
となっており、全サービス平均の3%(2021年度)よりも、大きく上回っています。
このような状況の中で、訪問介護事業所で売上目標を達成しないのには、以下のような理由が考えられます。
【売上目標に達成しない理由】
訪問介護で売上をアップするためには、利用者様の確保や加算の算定などが大切になってきます。それでは、具体的な売上アップの方法を見ていきましょう。
【売上アップの方法】
コストの削減をすることで、売上アップと同様の効果を得られます。
それでは、具体的なコスト削減の方法を見ていきましょう。
【コストを削る方法】
ここまで、訪問介護事業所の売上の全国平均や、売上をアップする方法について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。
利益を増やして安定的な事業所運営をするためには、ご自身の事業所の「収入が少ない理由」と「支出が多い理由」を細かく分析し、具体的な対策を講じることが大切になってきます。
ここでご紹介した内容が、皆様の事業所運営の一助になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。