地域によって緊急事態宣言やまん延等重点措置が発令されていた期間中は、「思った以上に営業ができなかった」、「ケアマネジャーやドクター、他のサービス関係者に会いに行きたくても行けていなかった」、という方も多いのではないでしょうか?私もこうした相談を数多く受けてきました。 流行が落ち着いてきた今こそ、新たな備えが必要です。
そこで、今回はアフターコロナ、ウィズコロナでの訪問看護ステーション(以降・訪看)の営業方法についてお伝え致します。
皆様は普段、どのように営業活動を行っていますでしょうか?
(1)社内のチラシを作りそれを持って会話しに行く (2)実績や計画書・報告書を持って行くときに会話する (3)利用者の状態変化時に報告をする
上記の取り組みは、多くの訪看が営業活動の主軸として行っているかと思います。
今回、緊急事態宣言が出たことなどにより、(1)と(2)は郵送、(3)は電話、というスタイルに切り替わった訪看も多いのではないでしょうか?
主軸として行っていた営業活動ができなかった経験から、他に良い方法がないか、と考えている方も多いと思います。
また、緊急事態宣言などが解除されたからといって、再度同じような状況を迎えた時にまた主軸の活動が出来なくなるようでは、営業戦略として残念です。
どんなことがあっても対応し、継続できてこその戦略です。
そのため今回はどんな状況に置かれても戦略的に動ける営業の考え方についてお伝え致します。
まず、ケアマネジャーやドクター達が、訪看に依頼をしたくなる場面について考えてみましょう。
この視点を抜きにして、ただ自社のチラシを配って空き枠情報などを伝えたり、計画書や報告書を送ったりしているだけだと、 「新規の依頼が欲しい!!」という一方通行な想いを相手に押し付けることになってしまいます。
のぞみ医療株式会社取締役。ビジケア株式会社経営企画担当者。看護師、保健師。平成22年大阪大学医学部附属病院でICU、精神科勤務。平成26年開業医を育てる院長のもとで、経営・会計学を学ぶ。平成29年-令和2年、ビュートゾルフ練馬富士見台に管理者として勤務、同時に数社の社外CFO、COOとして経営企画、財務を担当。令和1年ビジケア株式会社に参画。令和3年のぞみ医療株式会社取締役に就任。