2021年6月時点で訪問看護事業所が約1万3,000事業所開設されており、2040年に向けてさらに参入企業が増えると予想されます(参考:全国訪問看護事業協会・令和3年度 訪問看護ステーション数 調査結果)。
2040年には年間死亡者数は168万人でピークを迎えるといわれています。
その状況に対処できるように、国としても在宅サービスの整備・拡充に力を入れていかざるを得ないし、企業としても需要が高まるところに参入していくという流れは当然といえます。
この記事を読んで下さっている方にも「この数年で、自分の地域に訪問看護事業所が増えたな」と感じている方は多いのではないでしょうか?
近隣地域に参入企業が増えてくる中で自社を成長・発展させるには、できるだけ1度の訪問で収益を上げ、かつ稼働を増やす必要があります。
これを実現するには、「生産性の向上」や「効率化」が重要になってきます。
それでは、訪問看護事業における「生産性」や「効率化」とは何を指すのでしょうか?
また、そこを理解した上で経営数字をモニタリングし、スタッフに指示を出す事が出来ているでしょうか?
今回は、「生産性」や「効率化」をどう捉えていけばいいのかについて解説していきます。
ここからは皆さまに問題を解いてもらいながら「生産性」の向上と「効率化」についてお伝えします。
のぞみ医療株式会社取締役。ビジケア株式会社経営企画担当者。看護師、保健師。平成22年大阪大学医学部附属病院でICU、精神科勤務。平成26年開業医を育てる院長のもとで、経営・会計学を学ぶ。平成29年-令和2年、ビュートゾルフ練馬富士見台に管理者として勤務、同時に数社の社外CFO、COOとして経営企画、財務を担当。令和1年ビジケア株式会社に参画。令和3年のぞみ医療株式会社取締役に就任。