訪問介護をはじめ訪問看護などを展開するNPO法人はなうた鷲尾氏の経営哲学

2021.07.16
2021.07.29
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【今回インタビューした経営者プロフィール】

鷲尾 和巳 わしお・かずみ

特定非営利活動法人はなうた理事長

一般社団法人 日本介護協会 北海道支部 支部長

他事業との相乗効果が見込めるため経営を継承する形で理事長に就任

現在の事業内容を教えてください

北海道に障害も含む訪問介護を7事業所、放課後等デイが2事業所、就労支援、訪問看護、居宅介護支援の12の事業所を展開しています。

介護事業を経営しようと思ったきっかけは何ですか?

3年程前にNPOの前理事長とあって話をしているときに、経営を継承したいと打診があったことがきっかけです。現在もですが、介護事業所をシステム面からサポートする北日本ケアサポートの代表をしており、その事業にもいかせると思い、理事長が役員として残っていただけることを条件に引き受けました。

また、介護事業を経営しているからこそ、システム販売の説得力も高まると思ったのも理由の1つです。

引き継いだ当初は現場との軋轢に苦戦、採用も課題だった

これまで介護事業の経営・運営において抱えていた課題は何ですか?

大きく2つありました。

1つめは、経営を引き継いだ当初、ヘルパー資格ももっていないので現場を知らないのではないかとなり、現場の方に受け入れられていなかったことです。はじめは誰?という感じでした。

2つめは、採用に苦戦していたことです。

募集をだしても人がまったく集まらないので、候補者を選べない状況で、迷っても採用せざるをえない状況でした。採用の件はすぐにはなかなか改善されないと思いますが、大きな課題として残っています。

人事専任担当を配置し緻密な設計を強化、新卒採用にも注力

課題についてはどのような取り組みをされていますか?

まず現場に受け入れられていなかった課題については、数値をあげたり、事業所を拡大したりしたことで、待遇も改善ができ、徐々に解消されていきました。

職場環境の考え方についても伝わっていき、信頼関係も築けていったのではないかと考えています。

職場環境の考え方とは、NPO法人の理念でもある「スタッフも利用者さんもはなうたを歌えるように」ということです。 具体的には、仮に利用者さんに問題があれば、断ることもできるようにしています。働くスタッフがストレスを抱えて悩むようならば、無理をせずに働けるように配慮しています。

採用についての取り組みは、小さい規模ながら人事専任担当を配置することです。人事の専任をつけることで、例えば媒体選定やお金のかけ方、表現方法、費用対効果などを緻密に設計し、改善していこうと考えています。むしろ、採用に苦戦する中で人事が重要なのに兼務ではどうしても設計があらくなるので、専任にして注力していかないと人が集まらないと思っています。

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