デイサービスを運営する中で、手元の現金・預金に余裕がないから困っているという経営者・管理者の皆様もいらっしゃるでしょう。
そして、資金調達の方法としてファクタリングについて興味を持った方は、「ファクタリングってどんなサービスなの?」や「ファクタリングを利用するためにはどうすればいいの?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、デイサービス事業者の皆様に向けて、ファクタリングのメリット・デメリットや、利用するまでの流れなどについて解説していきます。
ファクタリング(早期入金)とは、請求した介護報酬を譲渡して現金・預金を調達する方法です。
通常、国保連(国民健康保険団体連合会)に介護報酬を請求してから実際に入金されるまでは、以下の図のようにおよそ2カ月かかります。
ファクタリングを利用することで、通常より1.5カ月早く介護報酬を受け取ることができます。
ファクタリングの仕組みは、ファクタリングサービスを提供する会社に債権を譲渡することで、早期の資金化が可能となっています。
【介護報酬のファクタリング(早期入金)の仕組み】
ここからは、デイサービス事業者がファクタリングを利用するメリットとデメリットをご紹介していきます。
ファクタリングのメリットを、一般的な資金調達の手段である「金融機関による融資」と「補助金・助成金」と比較しながら見ていきましょう。
【ファクタリングのメリット】
【金融機関による融資のメリット】
【補助金・助成金のメリット】
ファクタリングのデメリットを、一般的な資金調達の手段である「金融機関による融資」と「助成金」と比較しながら見ていきましょう。
【ファクタリングのデメリット】
【金融機関による融資のデメリット】
【補助金・助成金のデメリット】
ここからは、ファクタリングを利用する際の料金や手数料について解説していきます。
ファクタリングは、早期入金部分に対して手数料が発生します。ファクタリングの手数料の相場は、『0.8%~2%』ほどとなっています。
この手数料のほかに、事務手数料や途中解約による解約金が必要な場合もあります。
国保連への請求額が500万円、早期入金割合が80%、手数料が0.8%の場合
となり、手数料はひと月あたり3万2,000円となります。
ファクタリングサービスの利用をするまでの流れは、以下のようになっています。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
まずは、ファクタリングサービスを提供している会社に相談・問い合わせをします。
サービスを提供する会社によって、基本料金、手数料、契約期間、解約金の有無などに差がありますので、各社の情報を集め、比較検討をしてから利用するサービスを決めましょう。
次に、申込書類を提出して、審査を受けます。
ファクタリングは、金融機関の融資と比べると、審査の際に準備しなくてはならない書類が少なく、一般的に以下のような書類を準備することになります。
【審査に必要な書類の例】
審査に通過後、契約書などの申込書類を送付します。
順調に審査が進み、契約を行った場合、ファクタリングサービス提供会社に相談・問い合わせをしてから実際に入金されるまでは2週間ほどの期間となることが多いようです。
これは、一般的な金融機関の融資では1〜2ヵ月の期間が必要になることと比べると、スピーディーだと言えます。
ファクタリングサービスを選ぶ時に比較するポイントは以下のようになっています。
事前にしっかりとリサーチして、希望する条件を満たすサービスを選びましょう。
【ファクタリングサービスを比較する時のポイント】
デイサービスのファクタリングサービスは、カイポケの「介護ファクタリングサービス」がおすすめです。
手数料は0.8%と業界最安水準で、途中解約による違約金などはありません(最低利用期間3カ月)。ご興味のある方は、ぜひこちらから詳細をご覧ください。
ここまで、デイサービス事業者が活用できるファクタリングサービスの利用方法や注意点について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。
デイサービス事業所を運営する中で、収入の減少、急な出費や支払いの増加によって手元の現金・預金に不安を感じることもあると思います。
そのような時は、スピーディーに現金化を進めるためにファクタリングサービスの利用を検討してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。