【令和5年度対応】介護職員処遇改善加算等の実績報告書の書き方と記入例!様式の無料ダウンロード
ホーム帳票・文書雛形通所介護【令和5年度対応】…

令和4年度(2022年度)に介護職員処遇改善加算と介護職員等特定処遇改善加算、介護職員等ベースアップ等支援加算(以下、介護職員処遇改善加算等)の実績報告書や処遇改善計画書の簡素化が行われたことから、「処遇改善加算の実績報告書はどうやって記入すればいいの?」や「処遇改善加算やベースアップ等加算の実績報告書をダウンロードしたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、令和5年度に対応した介護職員処遇改善加算と介護職員等特定処遇改善加算、介護職員等ベースアップ等支援加算等の実績報告書を無料でダウンロードできるほか、書き方のポイントをまとめました。

目次
    介護職員処遇改善加算等の実績報告書とは?
      介護職員処遇改善加算等の実績報告書はいつ作成する?
        介護職員処遇改善加算等の実績報告書の書き方・記入例
        介護職員処遇改善加算等の実績報告書の様式ダウンロード
          最後に

            介護職員処遇改善加算等の実績報告書とは?

            介護職員処遇改善加算等の実績報告書とは、介護職員処遇改善加算等を算定した年度ごとに、その実績を報告するために作成する書類です。

            介護事業所の事務負担を軽減するために、令和4年度(2022年度)には介護職員処遇改善加算等の実績報告書や処遇改善計画書の簡素化が行われ、記載内容や様式が変更されました。

            具体的には、

            • 計画書における前年度と今年度の賃金額比較を省略
            • 実績報告書における3加算の賃金額比較を一本化
            • 計画書と実績報告書における事業所ごとの賃金総額等の記載を省略

            などの簡素化が行われています。

            介護職員処遇改善加算等の実績報告書はいつ作成する?

            介護職員処遇改善加算等の実績報告書は、各事業年度における最終の加算の支払いがあった月の翌々月の末日までに、都道府県知事や市区町村長に提出します。また、提出した書類は、事業所で2年間保存する必要があります。

            【実績報告書提出までのスケジュール例】

            令和6年5月 令和5年度分の加算が最終入金される。賃金改善の最終調整。

            令和6年7月末日まで 実績報告書の提出。

            介護職員処遇改善加算等の実績報告書の書き方・記入例

            介護職員処遇改善加算等の実績報告書の書き方のポイントについて、厚生労働省の様式(エクセル)を用いてご紹介します。

            ステップ①基本情報入力シートを入力

            「基本情報入力シート」にある提出先に関する情報、基本情報、加算対象事業所に関する情報の欄について、それぞれ色がついているセルに必要な情報を入力します。基本情報入力シートに必要事項を記載することで、自動的に様式3-1、3-2に入力内容が転記されます(紙の場合は提出不要)。

            加算対象事業所に記載する事業所は、処遇改善計画書の様式2-2、2-3、2-4に記載した事業所と一致する必要があります。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            ステップ②様式3-2(施設・事業所別個表)を入力

            様式3-2に入力した情報の一部が様式3-1に転記されるため、先に様式3-2を入力します。

            処遇改善加算、特定加算、ベースアップ等加算それぞれで入力する内容が違いますので、算定した加算について、事業所毎に必要な情報を色がついているセルに入力します。

            例えば、処遇改善加算に関わる項目のセルは緑色になっており、算定する加算区分や本年度の加算の総額を記載するようになっています。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            スッテプ③様式3-1を入力

            1 基本情報<共通>

            算定した加算については、「本実績報告書で報告する加算」の欄で「〇」を選択します。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            2 実績報告について<共通>

            処遇改善加算の賃金改善に要した額(実績値)を直接入力します。特定加算とベースアップ等加算については「3 各加算の要件について」で入力した内容が転記されます。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            「(3)加算以外の部分で賃金水準を下げないことについて」には、本年度の賃金の総額や前年度の賃金の総額、前年度の処遇改善加算の総額、前年度の特定加算の総額等を記載します。

            ※「①1年間の加算の影響を除いた賃金額」は「②前年度の加算及び独自の賃金改善の影響を除いた賃金額」を下回らないこととされています。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            「(3)②前年度の加算及び独自の賃金改善の影響を除いた賃金額」に「(オ)前年度の各介護サービス事業者等の独自の賃金改善額」を計上する場合は、独自の賃金改善の具体的な取組内容や独自の賃金改善額の算定根拠も記載します。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            3 各加算の要件について<共通>

            「(1)介護職員等特定処遇改善加算の要件について」には、特定加算による賃金改善を実施したグループにチェックを入れ、それぞれのグループについて一月当たりの常勤換算職員数や特定加算による賃金改善所要額(年額)を記載します。

            また、特定加算による賃金改善の対象としたその他の職種のうち、改善後の賃金が最も高額となる者の賃金額(年額)も記載する必要があります。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            「(2)介護職員等ベースアップ等支援加算の要件について」には、ベースアップ等加算による賃金改善に要した額(実績値)を、介護職員とその他の職種の職員に分けて入力します。入力する金額は事業所ごとの内訳ではなく、実績報告書で一括して届出を行う法人全体の金額です。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            「(3)職場環境等要件に基づいて実施した取組について<処遇改善加算・特定加算>」には、実施した取組の内容にチェックを入れます。

            処遇改善加算のみ取得する場合は全体で1つ以上、特定加算も取得する場合は6区分ごとにそれぞれ1つ以上チェックが入っている必要があります。

            (出典:厚生労働省 実績報告書記入例

            介護職員処遇改善加算等の実績報告書の様式ダウンロード

            介護職員処遇改善加算と介護職員等特定処遇改善加算、介護職員等ベースアップ等支援加算の実績報告書の様式(エクセルファイル)はこちらからダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

            最後に

            こちらの記事では、令和5年度に対応している様式(令和4年度の様式)である介護職員処遇改善加算と介護職員等特定処遇改善加算、介護職員等ベースアップ等支援加算の実績報告書の書き方について解説してきました。

            記事の内容は、作成時点の最新資料・情報を基にしております。実績報告書を作成する際には、その都度、最新情報をご確認いただき、不明点などがありましたら自治体等へ申請・お問い合わせください。

            最後までお読みいただきありがとうございました。

            会員詳細情報を入力すると下記の資料がダウンロードできます
            会員詳細情報を入力すると下記の資料が
            ダウンロードできます
            この資料は会員限定コンテンツです。
            ダウンロードするには、ログインまたは会員登録から会員詳細情報の入力をお願いします。
            ※ログイン後、未入力の場合は「会員詳細情報の入力」ボタンが表示されますのでご入力ください。