訪問介護事業所の運営において、利用者獲得は売り上げに直結するため、重要なポイントになっています。
管理者・経営者の皆様の中には、「もっと利用者数を増やしたいけど、利用者様を獲得するにはどうすればいいの?」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そのような皆様に向けて、この記事では、利用者獲得ができない原因と利用者獲得の方法について解説していきます。
ここでは、厚生労働省の「令和2年度介護サービス施設・事業所調査」から、訪問介護の1事業所あたりの平均利用者数、利用者様一人当たりの訪問回数、規模別の事業所数などをご紹介します。
訪問介護事業所の事業規模を利用者様の実人数で分類すると以下のようになっています。
このように利用者様の実人数が「10〜19人」や「20〜29人」といった比較的小規模な事業所が多いことがわかります。
同調査結果によると、利用者様1人あたりの平均利用回数は、「20.1回/月」となっています。
これまで全国平均の利用者数(実利用者数)や利用回数(訪問回数)を見てきました。平均値より少ない場合は「その地域の高齢者(要介護高齢者)が少なくなっている」という理由もあり得ますが、それ以外にも利用者様を獲得できない何かしらの理由があるケースが多いでしょう。
それでは、利用者様を獲得できない原因をいくつかご紹介します。
訪問介護事業所で利用者様を獲得できない原因には、「そもそも利用者様を紹介されない」と「利用者様を紹介されても受け入れができない」という2つの側面がありました。これを踏まえて、利用者様を増やすための方法として、以下のような対策が挙げられます。
ここまで、訪問介護事業所の平均利用者数・規模・訪問回数と利用者獲得ができない理由、それに対する対策をお伝えしてきました。
利用者様を増やすためには、「事業所の提供するサービスの質」を向上させ、「利用者様を紹介された時に受け入れできる体制」を構築し、営業の際、これらの情報を「ケアマネジャーに的確に伝えること」が重要になります。
この記事でお伝えしたことが、皆様の訪問介護事業所の運営のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。