緊急時訪問介護加算とは、利用者またはその家族等からの要請に基づいてケアマネと連携し、あらかじめ計画された予定以外の指定訪問介護を緊急で実施した場合に算定される加算です。
なお、2021年度介護報酬改定での変更点は特にありません。
緊急時訪問介護加算を算定するには、以下の要件を満たすことが求められます。
・居宅サービス計画にあらかじめ位置づけられていないこと・身体介護中心型の訪問介護であること(「生活援助」のみは対象外)・利用者またはその家族等から要請を受けて24時間以内にサービス提供を実施したこと ・ケアマネが当該サービス提供を「緊急」に必要なものと判断していること ・要請のあった時間、要請の内容、訪問介護の提供時刻、緊急時訪問介護加算の算定対象である旨等を記録していること
100単位/回
※1回の要請につき1回を限度として算定 ※所要時間は、サービス提供責任者とケアマネが連携を図ったうえで、要請内容から標準的な時間をケアマネが判断する。 ※想定外の場合で、実際に提供したサービス内容に応じた標準的な時間とすることも可能。 ※前後の訪問介護との間隔が概ね2時間未満であっても所要時間を合算する必要はなく、所要時間が20分未満であっても身体介護20分未満の単位での算定が可能。
2019年時点の算定率は下記のとおりです。
事業所ベース…4.30%
回数ベース…0.02%
※事業所ベース:各加算の請求事業所数÷総請求事業所数 ※回数ベース:各加算の回数÷総回数
*出典:第182回 社会保障審議会介護給付費分科会資料
最後までお読みいただきありがとうございます。「介護経営.com」では、上記で解説した内容に加え、関連するQ&Aまで網羅した資料【緊急時訪問介護加算算定要件ガイドブック】を無料でご提供しています。下記から簡単な手順でpdfファイルをダウンロードいただけますので、ぜひ皆さまの業務にお役立てください。