居宅介護支援モニタリング表とは? 書き方と様式無料ダウンロード
目次
    居宅介護支援モニタリング表とは?
    居宅介護支援モニタリング表はいつ作成する?
    居宅介護支援モニタリング表の書き方
      居宅介護支援モニタリング表作成時の注意点・留意点
      居宅介護支援モニタリング表の様式ダウンロード

        居宅介護支援モニタリング表とは?

        居宅介護支援モニタリング表は、介護支援専門員が定期的に利用者のモニタリングを実施した際、「利用者の現状を把握し、必要に応じてサービス内容の見直しを行う」ために作成する書類です。

        要介護者に対して必要な介護支援サービス、いわゆるケアマネジメントが適切に提供されているかどうか、利用者や家族の状況の変化に応じて新たなニーズが発生していないかを確認し、ケアプランの見直しの検討につなげます。

        モニタリングとは?

        居宅介護支援におけるモニタリングは、下記のように定義されています。

        「介護支援専門員は、居宅サービス計画の作成後、居宅サービス計画の実施状況の把握(利用者についての継続的なアセスメントを含む。)を行い、必要に応じて居宅サービス計画の変更、指定居宅サービス事業者等との連絡調整その他の便宜の提供を行うものとする。」(“指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準 第十三条 十三”より引用)

        居宅介護支援モニタリング表はいつ作成する?

        居宅介護支援事業所は少なくとも1カ月に1度、利用者宅を訪問してモニタリングし、その結果を居宅介護支援モニタリング表に記入することと定められています。特段の事情がなく、1ヵ月以上訪問していない期間が続くと、「運営基準減算」の対象になるため注意が必要です(モニタリング結果を1カ月以上記録していない場合も該当)。

        居宅介護支援のモニタリングの臨時的な取扱いについて

        2020年11月現在、コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて」第4報問11において

        【Q.居宅介護支援のモニタリングについて、感染拡大防止の観点から、令和2年2月17日付事務連絡「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて」において示されたとおり、利用者の事情等により、利用者の居宅を訪問できない等、やむを得ない理由がある場合については、月1回以上の実施ができない場合についても、柔軟な取扱いが可能か】

        【A.可能である】

        との回答が示されています。柔軟な取扱いの詳細については各自治体でご確認ください。

        居宅介護支援モニタリング表の書き方

        居宅介護支援モニタリング表は、次のような項目についてそれぞれ評価基準、評価内容を記載します。

        ・利用者の変化(利用者自身)

        ・利用者の変化(介護者見解)

        ・介護者の状況変化

        ・短期目標

        ・サービス内容の適性度

        ・プランの見直し

        これらの項目の他、サービス事業者からの情報提供を受け、今後の課題と対応等を「総合評価」として記載し、ケアプランの見直しに繋げます。

        利用者の変化、介護者の状況変化、短期目標の評価については

        「良くなった/変化なし/悪くなった」

        「達成/一部未達成/未達成」

        など、客観的に評価しやすい形で記入し、備考欄に詳細を記入すると良いでしょう。特に、短期目標で未達成の項目があった場合には、その原因をサービス担当者会議などで検討し、ケアプランの見直しを行うことにつながりますので、現状で考えられる対策などを備考欄に記入しておきましょう。

        居宅介護支援モニタリング表作成時の注意点・留意点

        居宅介護支援モニタリング表を作成する上で、以下の点に注意しておきましょう。

        1.モニタリング実施後には、居宅介護支援モニタリング表を必ず作成する

        居宅介護支援モニタリング表は、先に説明したように「利用者の現状とケアプランに位置付けられたサービスの実施状況を把握し、必要に応じてサービス内容の見直しを行う」ための書類になります。そのため、適切なサービス内容の提供を行うためにも、モニタリングを実施した際には居宅介護支援モニタリング表を必ず作成し、必要に応じて共有できるようにしておきましょう。

        2.目標が実現可能なものであるか検討する

        居宅介護支援モニタリング表は、設定された目標に対し、提供したサービスの効果を検証します。短期目標については、解決すべき課題や長期目標に対して、段階的に対応していく目標の設定が求められています。期間の具体的な定めはありませんが、段階的に実現可能な内容であるか確認しましょう。

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