この動画は、「感染症発生時におけるBCPの作成」シリーズのBCPの作成③感染疑い者の発生編です。
視聴に必要な時間は、標準速度で6分10秒です。
資料も無料でダウンロードいただけます。
<解説>株式会社ケアモンスター代表取締役:田中大悟さん
はじめに:感染症BCP_作成~③感染疑い者の発生編~の位置づけ
このシリーズは、順番にご視聴いただくことで感染症が発生したときのためのBCPを策定した後、PDCAサイクルを確実に回していくための理解を深めていけるように作成しています。
このページでは、概要説明編で説明した「事業継続計画におけるマネジメントサイクル」の考え方に沿って、BCP策定のための作成手順についてお話します。
研修動画シリーズ:介護施設・事業所における感染症発生時におけるBCP
- 0章 概要説明編
- 1章 事業の特徴や規模を理解する
- 2章 業務継続計画のための委員会を設置
- 3章 感染症BCPの作成準備
- 4章 感染症BCPの作成
- ①総則編
- ②平常時の対応編
- ③感染疑い者の発生←本動画はここ
- ④初動対応
- ⑤検査
- ⑥【通所】休業の検討
- ⑦感染拡大防止体制の確立
- 5章 感染症BCPの研修・訓練
- 6章 感染症BCPの見直し・修正
この研修動画の構成
⑴:感染症の疑い基準
⑵:医師・保健所等への相談
⑶:職員の管理
⑴感染症BCP:感染症の疑い基準
記載例を示しながら基準設定のポイントを見ていきます。
「感染症の疑い」として対応すべき基準を設定することでその対象を早期に明確にできます。
より早く把握できるよう管理者等が中心となり、
- 毎日の検温の実施や
- 食事等の際における体調の確認を行う
など日頃から入所者などの健康の状態や変化の有無等に留意することが重要な視点です。
⑵感染症BCP:医師・保健所等への相談
初期症状として、嗅覚障害や味覚障害を訴える患者がいることが明らかになっており、普段と違うと感じた場合には、速やかに医師等に相談する体制を構築しておくことが大切な視点として考えられます。
ここでいう体制の構築事例として、施設外連絡リストの作成などが考えられます。
⑶感染症BCP:職員の管理
感染源は利用者とは限りません。
そこで、職員の管理体制を構築しておく必要があります。
健康チェックリストのサンプルの活用などで、日々の職員の健康状態をチェックする体制を構築しておくことで、未然に感染の拡大を予防できると考えることができます。
今回のまとめ
今回は、【感染症発生時におけるBCPの作成(③感染疑い者の発生編)】として、
・感染症の疑い基準
・医師・保健所等への相談
・職員の管理
についてお話しました。
「BCP作成」に向けて、事前に把握しておくべきことへの理解が増し、引き続きBCPの作成にチャレンジしていきたいと思っていただけたとすれば大変うれしく思います。