この動画は、「感染症発生時におけるBCPの作成」シリーズのBCPの作成③感染疑い者の発生編です。
視聴に必要な時間は、標準速度で6分10秒です。
資料も無料でダウンロードいただけます。
<解説>株式会社ケアモンスター代表取締役:田中大悟さん
このシリーズは、順番にご視聴いただくことで感染症が発生したときのためのBCPを策定した後、PDCAサイクルを確実に回していくための理解を深めていけるように作成しています。
このページでは、概要説明編で説明した「事業継続計画におけるマネジメントサイクル」の考え方に沿って、BCP策定のための作成手順についてお話します。
⑴:感染症の疑い基準
⑵:医師・保健所等への相談
⑶:職員の管理
記載例を示しながら基準設定のポイントを見ていきます。
「感染症の疑い」として対応すべき基準を設定することでその対象を早期に明確にできます。
より早く把握できるよう管理者等が中心となり、
など日頃から入所者などの健康の状態や変化の有無等に留意することが重要な視点です。
初期症状として、嗅覚障害や味覚障害を訴える患者がいることが明らかになっており、普段と違うと感じた場合には、速やかに医師等に相談する体制を構築しておくことが大切な視点として考えられます。
ここでいう体制の構築事例として、施設外連絡リストの作成などが考えられます。
感染源は利用者とは限りません。
そこで、職員の管理体制を構築しておく必要があります。
健康チェックリストのサンプルの活用などで、日々の職員の健康状態をチェックする体制を構築しておくことで、未然に感染の拡大を予防できると考えることができます。
今回は、【感染症発生時におけるBCPの作成(③感染疑い者の発生編)】として、
・感染症の疑い基準
・医師・保健所等への相談
・職員の管理
についてお話しました。
「BCP作成」に向けて、事前に把握しておくべきことへの理解が増し、引き続きBCPの作成にチャレンジしていきたいと思っていただけたとすれば大変うれしく思います。
株式会社ケアモンスター 代表取締役。社会福祉士・介護支援専門員。1975年生まれ石川県出身。 整形外科(老人保健施設)や脳神経外科等に勤務し、医療ソーシャルワーカーや介護支援専門員として、組織や地域のマネジメント業務に携わりながら、医療経営を学ぶ。 その後、医療法人の理事、MS法人の取締役として、クリニックを中心とした介護事業の立ち上げや運営を行う。 2014年に、コンサル事業・セミナー事業を主に起業。現在は、今の福祉事業の概念を壊しながら、「新しい価値」と「新しい仕組み」を創造する!ということをテーマに活動中。