この動画は、「自然災害発生時におけるBCPの作成」シリーズの概要説明編です。 視聴に必要な時間は、標準速度で11分15秒です。 資料も無料でダウンロードいただけます。 【解説】株式会社ケアモンスター代表取締役:田中大悟さん
2021年度介護報酬改定では、介護事業者にBCP(Business Continuity Plan、業務継続計画)の作成が義務化されました。中小規模の事業所には、このBCP策定のハードルはとても高いものに感じられるのではないでしょうか。
この規定には3年間の経過措置が設定されており、24年4月までの策定が必要です。
このシリーズは、以下の構成となっており、順番にご視聴いただくことで
自然災害が発生したときのためのBCPを策定した後、PDCAサイクルを回していくための理解を深めていけるように作成しています。
この動画で解説する内容は以下の通りです。
1:BCPとBCM 2:事業継続計画におけるマネジメントサイクル
介護事業者における、BCPとは感染症や非常災害の発生時において、利用者に対して継続的にサービス提供を実施し、非常時の体制で早期の業務再開を図るための「業務継続計画」のことをいいます。
では次にBCMとは何か。これは、事業継続マネジメントのことを指します。事業継続マネジメントは、中小企業庁のBCPで取り入れられている考え方であり、事業継続の為の戦略と言われたりもします。
事業継続計画におけるマネジメントサイクルのイメージは以下のように考えることができます。
【1】:事業の特徴や規模を理解する。 【2】:BCP策定の為の役割とルールを決定し、委員会を設置する 【3】:BCPの作成準備として事前に理解しておくべきことをチームで共有する。 【4】:本題の、BCPを作成します。 【5】:事前に研修や・実際の被災を想定し訓練を実施します。 【6】:研修や訓練から見えてきた問題点や見直し点について議論し、BCPを見直し・修正します。 【7】:作成、研修、修正を繰り返すことが重要です。
今回のシリーズを視聴して、引き続きBCPの作成にチャレンジしていきたいとみなさまに思っていただけたとすれば、大変うれしく思います。
株式会社ケアモンスター 代表取締役。社会福祉士・介護支援専門員。1975年生まれ石川県出身。 整形外科(老人保健施設)や脳神経外科等に勤務し、医療ソーシャルワーカーや介護支援専門員として、組織や地域のマネジメント業務に携わりながら、医療経営を学ぶ。 その後、医療法人の理事、MS法人の取締役として、クリニックを中心とした介護事業の立ち上げや運営を行う。 2014年に、コンサル事業・セミナー事業を主に起業。現在は、今の福祉事業の概念を壊しながら、「新しい価値」と「新しい仕組み」を創造する!ということをテーマに活動中。