この動画は、「感染症発生時におけるBCPの作成」シリーズの委員会の設置編です。 視聴に必要な時間は、標準速度で11分18秒です。 資料も無料でダウンロードいただけます。
<解説>株式会社ケアモンスター代表取締役:田中大悟さん
このシリーズは、順番にご視聴いただくことで感染症が発生したときのためのBCPを策定した後、PDCAサイクルを確実に回していくための理解を深めていけるように作成しています。
このページでは、概要説明編で説明した「事業継続計画におけるマネジメントサイクル」の考え方に沿って、感染症BCP策定のための委員会の設置を進めるステップについてお話します。
(1)委員会規程の作成 (2)委員会の構成メンバーと役割の決定
この研修動画シリーズの概要説明編では、BCP策定を進める前に事業継続におけるマネジメントサイクルを意識しておくことが重要とお話しました。
マネジメントサイクルを回していくには、一定のルールを定めておく必要があります。
そこで今回はBCP委員会の規程についてサンプルを用いて説明します。
規定のサンプルで触れた、委員会の構成メンバーと役割の決定について説明します。
BCP委員長の選任は、事業所の統括責任者などを充てることが多いと考えられます。
研修・訓練係は事業所内で通常研修の企画などに精通している職員を充てることで、スムーズな運用が期待できます。
情報係は、日常業務から行政などと連携をとっている職種を充てるといいでしょう。
対策立案係については、
役割ごとに担当を分けて設定すると、
職員一人当たりの負担が軽減できます。
研修動画ではそのほか、BCPへの具体的な記載例や考え方を紹介します。
重要なのは、BCPの策定や委員会の構成メンバーの決定は管理者一人で完遂できるプロジェクトではないということです。1人で抱え込むことの無いようこの前提を理解しておく必要があります。
今回は、「感染症発生時におけるBCP【委員会の設置編】」として、
についてお話しました。
今回のシリーズを視聴して、引き続きBCPの作成にチャレンジしていきたいとみなさまに思っていただけたとすれば、大変うれしく思います。
株式会社ケアモンスター 代表取締役。社会福祉士・介護支援専門員。1975年生まれ石川県出身。 整形外科(老人保健施設)や脳神経外科等に勤務し、医療ソーシャルワーカーや介護支援専門員として、組織や地域のマネジメント業務に携わりながら、医療経営を学ぶ。 その後、医療法人の理事、MS法人の取締役として、クリニックを中心とした介護事業の立ち上げや運営を行う。 2014年に、コンサル事業・セミナー事業を主に起業。現在は、今の福祉事業の概念を壊しながら、「新しい価値」と「新しい仕組み」を創造する!ということをテーマに活動中。