-
目次
- 居宅サービス計画書(第2表)とは?
- 居宅サービス計画書(第2表)はいつ作成する?
- 居宅サービス計画書(第2表)の書き方
- 居宅サービス計画書(第2表)の様式ダウンロード
居宅サービス計画書(第2表)とは?
「居宅サービス計画書(第2表)」は、ケアプランにおいて利用者が生活全般で解決すべき課題(ニーズ)、援助目標(長期目標・短期目標)具体的な援助内容(サービス内容、種別、頻度)を記載するものになります。
居宅サービス計画書(第1表)で取りまとめた支援計画の全体方針に基づき、利用者・家族のニーズを実現するために必要な手段を、利用者本位の視点で具体的に記載します。
居宅サービス計画書は第1表~第7表までの7枚で構成され、第4表・第5表を除いた5枚がケアプランとして扱われ、利用者・家族、各サービス事業者へ交付されます。なお、居宅サービス計画書の様式は以下のようになっています。
居宅サービス計画書の様式
・第1表「居宅サービス計画書(1)」
・第2表「居宅サービス計画書(2)」
・第3表「週間サービス計画表」
・第4表「サービス担当者会議の要点」
・第5表「居宅介護支援経過」
・第6表「サービス利用票(兼居宅サービス計画)」
・第7表「サービス利用票別表」
各居宅サービス計画書の書き方の確認・ダウンロードできる様式が必要な方は、それぞれの記事詳細をご確認ください。
居宅サービス計画書(第2表)はいつ作成する?
居宅サービス計画書は、介護支援専門員が利用者の希望及び利用者についてのアセスメント(情報収集・課題分析)の結果に基づき、居宅サービス計画書の原案を作成します。その後サービス担当者会議を開催し、サービス事業者等からの意見を踏まえた上で、居宅サービス計画書を完成させることが一般的です。
居宅サービス計画書(第2表)の書き方
居宅サービス計画書(第2表)を作成する際には、以下のポイントを踏まえるとよいでしょう。
利用者が生活全般で解決すべき課題(ニーズ)
アセスメント(課題分析)の結果から導き出された利用者の課題(ニーズ)に対し、「その課題を解決する目標」や「解決した状態」まで含めて書きます。利用者が希望する生活や状態がどのようなものかわかる表現にしましょう。
課題は原則として、利用者・家族からの意見を参考に優先度が高いものから順に記載していきます。その中でも安全・健康に関わる課題については優先度を高めに記載します。
援助目標(長期目標・短期目標)
援助目標は、ニーズから導き出される利用者の状態を具体的に示したもので、長期目標・短期目標の2段階に分けて記載します。
長期目標は、課題に対して最終的に目指すべき状態を設定します。具体的には「一人で入浴ができる」「一人で外出できる」など、「〜できる」「〜する」といった状態を表す内容が望ましいでしょう。
短期目標は、課題や長期目標の解決のために、段階的に達成されている状態を設定します。具体的には「入浴の際、シャワーだけでなく浴槽につかる」「杖や手すりを使い、一人で歩ける範囲を広げる」など、具体的に達成しやすい表現が望ましいでしょう。
長期目標と短期目標を設定する際は、「利用者の目標」であることを意識し、利用者が主体になるように書くことが前提です。専門用語や抽象的な表現は使わず、利用者や利用者家族など、誰が読んでも明確でわかりやすい内容にしましょう。
また、それぞれの目標には、目標を達成できるよう計画的に支援を行うため、目安となる期間を設定します。
長期目標の期間 > 短期目標の期間 = サービスの期間
となるのが一般的です。
具体的な援助内容(サービス内容、サービス種別、頻度)
具体的な援助内容では、短期目標の達成に必要なサービス内容とサービス種別(サービス提供を行う事業所)、提供頻度と期間を記入します。
サービス内容は介護保険によるサービスだけでなく、家族等の介護者や本人、主治医等による援助も記載します。
※サービス内容において、保険給付対象内サービスについては○印を付す。
サービス種別は、サービス内容の提供において適切な居宅サービス事業者等を選定し、具体的な「事業所名」を記載します。家族や主治医等が担う介護部分については、誰が行うのかを記載します。
頻度は,サービス内容をどの程度の期間行うか、回数,実施曜日等を記載します。
居宅サービス計画書(第2表)の様式ダウンロード
会員詳細情報を入力すると下記の資料がダウンロードできます
会員詳細情報を入力すると下記の資料が
ダウンロードできます